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軒天ってなに?【住宅用語集その①】

2022.01.28

みなさん外壁塗装の見積りをとられた際などに見たことがあると思います。
もちろん知っている方も、軒天ってどの部分だろう?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「軒天」についてちょっと詳しく説明していきたいと思います。

・軒天とは

「軒天」とは外壁全体より出っ張っている屋根の裏側の天井部分のことです。
「軒天井」や「軒裏」ともいわれています。

さらに「軒」とは外壁全体より出っ張っている部分のことを指し、「軒先」は主に軒の先端のほうを指します。
「軒下」は軒の下の部分全体(雨宿りをするところ)を指します。

・軒天の役割

まず軒には外壁や窓を雨風や紫外線から守ったり、デザイン性を高めたりする役割があります。

そして軒天には、垂木や野地板などの下地材を隠して見栄えを良くしたり、軒先の裏側から雨や小動物が入らないようにしたりする役割があります。

また火事が起きてしまった際に、窓から出た炎が軒まで達すると火の回りが早くなり、屋根まで一気に焼け落ちてしまいます。できるだけ軒まで達しないように防ぐ役割もあるため、最近ではケイカル板という非常に耐火性の高い素材がよく使われています。

屋根裏を換気するために穴が開いている有孔ボードや軒天換気口などが使われる場合もあります。

・意外と目に入る軒天

お家は下から見上げることが圧倒的に多いので、意外に目が行く部分でもあります。
外壁塗装をする際はほとんど軒天も一緒に塗装してメンテナンスします。

ほとんどの場合ホワイト系にすることが多く、外壁と同系色にすることもあります。

最近は軒天にデザイン性を持たせたりすることもあり、木目調のパネルを使ったり、外壁とは違ったアクセントカラーで塗装したりすることもあります。

・軒天にシミがあると注意!

軒天にシミができていたり、部分的に変色していたりする場合は屋根から雨漏りしている可能性がありますので注意が必要です。

また軒天材が剥がれたり、割れたりしている場合は野生の鳥や小動物が入り込んでしまう危険性などがありますので早めの対処が必要です。

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