空間を最大化!"小上がり"と"小下がり"の4つのポイント
2025/12/15
こんにちは、RIRSIA広報の寺尾です。
今年は実体験を交えながらリフォームに関する情報をお届けしてきましたが、最後のテーマは今、密かに人気が再燃している「段差のある空間」 について。
昔から根強い人気の "小上がり" に加え、ここ数年は "小下がり" を取り入れたお家も増えています。
お部屋に段差が生まれることで、たちまち "洗練されたお部屋" になる一方で、実はちょっとめんどくさい...といった「段差リフォームの本当」をお話したいと思います。
1|ロングセラーの "小上がり" は、やっぱり便利
小上がりは昔から人気の定番アイデア。一段上げるだけで、以下のようなメリットが生まれます。
◎ 扉をつけずに緩やかに空間を区切れる(リビングの一角に "別の居場所" が生まれる)
◎ 畳を敷けばゴロンとできる家族のくつろぎスペースに
◎ 下部を収納にできる(小物・オモチャ・季節家電が隠せる)
◎ 床より高さがあるためホコリの影響を受けにくい
段差がアクセントとなり、部屋全体に奥行が生まれ "特別感のある場所" になるのも魅力。床に溜まりがちなホコリも高低差により影響が少ないため、キッズスペースやごろ寝スペースにも活用できます!
我が家では、愛犬が日中滞在するメインエリアになっています![]()
3|素敵空間の中にある盲点
"小上がり" & "小下がり"は収納力も居場所づくりも優秀ですが、実際に使い始めてから気づきやすい "小さな困りごと" もあります。
●冷気が溜まりやすく、とにかく寒い
"小下がり" は床の位置が低い=冷たい空気が落ちてくるため、「想像より体感温度が低い!」という声が多いです。
●ロボット掃除機が "登れない/降りれない"問題
生活スタイルによっては掃除の手間が増えるケースも。
●収納を作った場合、湿気がこもりやすい
フローリングの下は温度差が出やすく、冬は冷え、夏は湿気が溜まりやすい環境になりがち。収納内部との温度差によって結露が発生することも。設計上の工夫なしで作ると、湿気リスクは高めなんです...。
●「この範囲でくつろいでください」という "枠" ができる
小下がりは空間を分ける効果があり、とても素敵ですが…逆にいうと、"段差の中に収まる家具しか置けない" という制約が生まれます。段差と家具の隙間にホコリが溜まるというのも実は "あるある" なんです![]()
4|段差はメリットだけで選ばない
段差リフォームがうまくいく人は、メリット以上に「デメリット・リスク」まで想像できている人。
・寒さ
・つまずき
・掃除のしにくさ
・家具配置の制限
こうした "見えない部分" も理解したうえで、何を優先したいかを決めるのが一番の成功ルートです。
我が家は、階下が駐車場で天井が高くなっているため、リビングに宿命的な "小上がり" が生まれています。
遊びに来た友人には「これがいいよね!」と言って貰うのですが、私の生活のクセからすると正直「う~ん...」なところも。(母や叔母は毎回「よいしょ!」と掛け声をあげて上り下りしてます(笑))
もちろん、限られた面積のお部屋を少しでも広く見せたり、"リラックス空間" を演出するにはもってこいの小技だと思うので、"暮らしのクセ" と "デメリット対策" が成功の鍵と言えるかもしれません♪
RIRSIAでは、お客様の生活動線や家族構成を伺いながら、メリットとデメリットの両面をセットでご提案しています。
「うちの場合はどう?」
そんな疑問があれば、いつでもご相談ください。来年も、お家の "心地よい変化" のお手伝いができれば嬉しいです![]()
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